子供がいるのに、めったに童話を買わなかったけど、ようやくマトモな童話を2冊買った。童話って、絵がとてもよいし、紙質もよいので、永久保存版にしてもよいくらい。その分高いけど、いい絵本は何度も読み返したくなるので、購入してしまった。
一冊目は「手ぶくろを買いに」。表紙がまた温かい・・。
昔子供のころに読んだ記憶があるけど、はっきりと内容を覚えていなかった。アマゾンでの評価も高かったので、購入してみた。
雪で寒くなったコギツネが、母キツネに銀貨をもらい、町まで一人で手袋を買いに行く話。母キツネに片手だけ人間の手にしてもらい、お店に行ったものの、間違ってキツネの手を出してしまい・・・・・
でも、銀貨が本物だと確かめた店主は、そのままコギツネに手袋を渡してやる。コギツネは母キツネの元に帰り、めでたしめでたし・・という話。最後に母キツネが「ほんとうに人間は良いものかしら」と繰り返しつぶやくシーンで終わる。
ところどころ、じーんと来るほのぼのとした雰囲気に満ちた童話。
大人になって読むと、「ああ、銀貨が本物だったからコギツネは無事だったんだな」とか、「なんでコギツネ一人で町に行かせるんだ」とか思ってしまう。
うーむ、大人って嫌だわ・・・・。
もう一冊は「百万回生きたねこ」。
割と有名な絵本の一つ。これは大人向けかなあ・・。自分しか大好きじゃなかった猫が、百万回生き死にを繰り返した末に、自分以外に初めて好きになった猫の死に直面して、百万回泣いた後に死んでしまう・・という話。
子供ではまだ共感できない話かも。
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